ビッグバンと共に誕生したパーティ妖怪。ブッダの生誕祭や、キリストの最後の晩餐会、かぐや姫の送別会など、これまでに出没したパーティは数知れず。会場に現れては全てのお菓子を食い散らかす。歴史的に多大な被害を受け続けてきた人類は何度も駆除を試みた。1902年にはスタンフォード大学にてプラマン交響曲5番をエンドレスで流し、妖怪をおびき寄せる実験が行われた。2分後に罠にかかり、ついに研究室に閉じ込めることに成功するが、曲を止めた瞬間に姿を消し実験は白紙に。その後、この世から祝い事が無くならない限り死滅しないという事実が明らかとなり、人類は妖怪と共存する道を選んだ。王様の格好をしてパーティに紛れ込んでいるという都市伝説があるが真相は定かではない。